紀元前から民間伝承の中に存在し、特に遊牧民の間で信仰されていた太陽を司る神様。家畜を守り人を生かす酪農の神としての側面も持ち合わせている。
とある神話の神様が様々な地域の神格を習合して成立した際にその一部として取り込まれ、いつしか人々に名前を忘れられた。習合の影響かその神様の記憶が否応なしに流れ込んできたり、性格や身体的特徴、反射的な行動が引っ張らたりすることを苦痛に感じている。
顔の良い少年少女が好きで軽薄な浮気者に見えるが、本人の性格は厳格で誠実で義理堅く、よく口を滑らせては後で自己嫌悪に陥っている。
なおこの“性格”は習合される過程で得たものであり、本来のポイボスには性格や自我、感情、言葉といったものは存在していなかった。
自分の知名度を地に落とした神様への報復に燃えている。もともと余計な殺生を嫌うため、殺し合いについてあまりいい顔はしていない。
好き…可愛い子、綺麗な子、芸術や音楽 (晴天、水、動物)
嫌い…カラス (別の宗教や神話の太陽神、意地の悪い予言、星座)
一人称…私
二人称…君、××殿 (稀におまえ、貴様)
「私は■■■■■。…もうこの名も使えないのだな。ではポイボスと名乗ることにしよう」
「ははは、可愛らしい反応をしてくれる。なんとも“私”好みの………あぁいや、今のは忘れてくれ。」
「名前すらも奪われ、故郷にも還れず、ただ消滅を待つばかり…これを屈辱と言わずなんと言う。今に見ていろ愚神め、必ず貴様を地に墜としてやる…!」
「人間を愛するのは当然だ。私は太陽。全ての生き物を平等に見守り、時に助く神なのだから」
■■■■■
ポイボスが『ポイボス』となる前の姿。元々は自然そのものであったが少しずつ信仰を得ることで人の姿を獲得した。とある遊牧民族と共に各地を転々としている。
無口で機会的だが、人間や動物と関わろうとする姿勢を見せることが多い。気付けば音もなく側にいることもザラにある。民族の者たちはそういうものだからと特に驚くことも違和感を持つこともない。
深く質の良い信仰心のお陰でかなりの力を有していた。日照りをもたらし、家畜と人が生きられるだけの水源と草花を創り出し、害獣や他民族から人と動物を守り、悪いことをした者を罰し、死んだ赤ん坊を蘇らせたという伝説も持つ。
自然の摂理に反する殺生を嫌い、家畜を襲う野生動物や攻撃をしてきた多民族は殺さず追い払うだけに留めている。しかし一度だけ民族の中で非道な行いをした者を焼き殺したことがある。その一件で人間への愛想を尽かしたのか、以降彼らの前から姿を消してしまった。
数少ない記録によると、黒髪に褐色の肌、燃えるような赤い目をしていたという。
「…………………。」
「……、あ。あ、…ぁああ…!!私、私は……!あぁ、違う。違うんだ。すまない。すぐに…すぐに治さねば…」
#生画
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25 Apr, 2025, 3:17 pm
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特になし。皆忘れてる。