あるところに神社ありき。かつて多くの人どもが詣でたれど、今は廃れ、神はいづらへ去にに、一対の狛犬ばかりがそのかたを守れり。
あるほど、いづかたともなく狛犬言ひき。「この地に新しき神様迎へたてまつりて、また人の信仰を集めむ」
うちいでな木霊をもちて噂は広まり、神社には信仰無くせる神や社を持たぬ神多くすだきき。
祭神は一柱のみにてありぬべし。
狛犬は言ひき。
「もっともこはき一柱に、御祭神になりたまへむ」

信仰を失った神様や生まれてきたばかりの神様による、祭神の座をかけた戦いのお話
　
　
　
みたいな感じの創作をこねこねしてcolorsで企画として近々募集かけようかなと検討中です。ご興味ある方はぜひ頭の奥の方のさらに隅っこにでも留めておいてもらえたら嬉しいです。