花柴の姉。
悪人を(悪行の程度に関係なく)蛇蝎の如く嫌い、悪人の血の一滴に至るまで「汚い、穢らわしい」と嫌悪する。…その割に撲殺などの感触が残る方法で殺害する。「死んだことがわかりやすいから」。
美しさを正しさの基準にしているのではなく、正しいものは自ずと美しくなると信じている。美しいもので溢れた世界で生きるのが夢。
黎明の店員さんは嫌いではないが、悪人を更生させるというやり方は道端のゴミを磨くだけで捨てることなくそのまま放っておいているようなものと思っているため気に食わない。
人間を殺す以外のあらゆる場面で音を立てないように細心の注意を払っており、足音は勿論、食事も全て飲み下すことで咀嚼音も聞こえないようにしている。料理や掃除を始めとする仕事を頼めばしっかりこなすが、掃除道具(掃除機、雑巾)や家電を使わず全て手作業で済ませようとする。
一緒に生活していた父親を灰皿で殴り殺したことがある。
「花榊よ。…先に断っておくけれど、悪人の血を飛び散らせるような汚い真似はやめて頂戴ね」
「美しいものが正しいのではなくて、正しいものは美しいの。お前はその性根が薄汚れているのよ。おわかりかしら?」
「『もうしない』…それ、私がこの世で一番信用していない言葉なのよね。だから今ここで大人しく死になさい」
#g3AzCS
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