…此処は東京。これは、ライムがshieldに入る前の話である…
「うっ…ここどこ…?」
ライムは途方もない時間日本各地を彷徨っていた。
「あれは…?何…?」空一面は、戦闘機に覆われていた。
すると一瞬で辺りは火の海と化した。ライムにはこれまでの疲労で、理解が追いつかなかった。何が起こったのか。
何があったのか。ただただ、眺めている事しか出来なかった。
どれくらい時間が経ったのだろう。
「え…?」
さっきまで立ち並んでいたビルの大群や、周りにあった車などは、見る影が無いほどに崩壊していた。
この状況で生き残れたのは奇跡である。
「そんな…嘘…でしょ…?」
ライムは、ただ立ち尽くす事しか出来なかった。
それから歩いて行くと、誰かが呼ぶ声がした。
「誰か!生存者はいるか!?いるなら返事をしろ!!」
「は…はい!ここです!」「!! こちらC-1152!生存者確認!」「君!とりあえずこちらに来てくれ!避難所があるんだ!」ライムはシェルターへとたどり着いた。
「あの…何が…?」「ここにアメリカの空襲がきた。ここだけではなく他に札幌、福岡、神戸もあったらしい。」
「そういえば…ここは何処なんですか?」「ん?ここは東京だ。」ライムは助けてくれた救助隊員と話し時間を過ごした。
それから数日が経ち、被害が明らかになってくる。
「…となっており、合計死者は80万人以上、怪我人は約110万人と推定されています。特に東京、福岡の被害は甚大であり、東京の千代田区、練馬区、板橋区は大規模火災が起こったいるとの情報が入ってきております…」
「そんな…」「ひどい有り様だ…あいつら…!絶対許さなねぇ!」
この絶望的な状況で、ライムはこう思うようになった。
「私も、この街の人々、そしてこの国を微力ながら守りたい…!」と。
時は流れ、2年後…
「もうここに避難して2年…私…どうすれば良いんだろう…」 続きはコメントで #DFND
The Colors! Gallery moderators will look at it as soon as possible.
Comments
27 Feb, 2021, 3:52 pm
ライムはシェルターから出ることもできず、窮屈な生活を送っていた。食料は政府から臨時的に支給され何とか確保できていたが、先の見えない未来に、とても不安を抱いていた。
そんな時、「お前外出たいんだろ?」とあの時の隊員が話しかけてきた。「は、はい…」
「外出たいんだったら一緒に着いてこいよ、今日は良いところに行くから。」「分かりました…!」
ライムはシェルターの外へと出た。2年前程ではないが、まだあの頃の面影は残っていない。「こっちだ。」「あの、今からどこに?」「shieldの基地だ。shieldって言うのは防衛組織だ。政府管轄の機関なんだ。俺はそこで司令官を務めている。」「え…?そんな所、私が入っても大丈夫なんですか?」「ああ、ちゃんと話は付けてある。」
ライムは、shieldの基地へと足を踏み入れた。
「この人が見に行きたいって言った人?司令官?」「あぁ、ライムという子だ。」司令官が話していたのは、少年だった。13歳くらいの。こんな子が隊員なのか。とライムは思った。
「コイツは体は小さいが、強さはどの機関の人間よりも郡を抜いて強いぞ。」その子は、こちらを見てこう言った。「ライムさん、shieldに入りませんか?」あまりの出来事に頭が追いつかなかった。「私が?な、何で?」「うーん、何かすごい力を感じたから、とか?」「何それ…」だがしかしこの子の半ば強引な勧誘に押されてしまい、仕方が無く承諾してしまった。
「じゃあ決まり!これからよろしくお願いします!」「は、はい!!」
この後、この子は鬼魔となってライムと共に活躍して行くのはまた別の話。そして、ライムもshieldの一員として、他のものとは一線を画す程の実力者となるのもまた別の話…
episode.1「Lime」完
27 Feb, 2021, 3:52 pm
なんか後半めっちゃガバガバだったな