「ふとんがふっとんだ」
いいふるされたつまらないダジャレがおやじのくちぐせだった。
あるきゅうじつのひ、いもうとがおやじとせんたくものをほしていると…
「あっ、おふとんが！」
「はは、ふとんがふっとんだ！ってな」
「おふとんさんまって！」
いもうとは、2かいのベランダからてんらくし、いのちをおとしてしまった。
それからかぞくはかわってしまった。
おやじはあのひのことできをやんでしまいひきこもるようになった。
ははおやはそんなおやじにあいそをつかしていえをでていった。かぜのうわさではべつのおとことふりんしているらしい。
とうのオレは、いもうとのしにかたをバカにされ、いじめられるようになった。
オレたちのへいおんなひびは、あのふとんとともに、どこかへとんでいってしまった___