#IRT
『霧島孔雀の過去』
幼少時代は、少し貧しい村の至って平凡な家庭で暮らすが、14の頃に放火魔事件に逢い、村の大半を燃やし尽くされる。その際に、親戚や家族は皆殺され、行く宛もなくなったところを「霧島菫」に拾われ保護されるも、その3年後に脱獄した脱獄犯に刺され、霧島菫は死亡。孔雀は、その脱獄犯に「能力者の身代わり」として利用され、監禁されたため、数年間行方不明に。すでに死亡したと思われていたが、その数年後、血塗れになって弱っていた孔雀を警察官が保護。その際孔雀は「抹消…抹消しないと……」と、今にも消えいりそうな声で呟き、手には血がこびりついたナイフが握られていたと、目撃者は述べており、そしてその数か月後に12箇所の刺し傷を負った脱獄犯が発見されたそうな。