18年程前、王族の間で「メイズ」という女の子が生まれました。

ですが、メイズが生まれてからしばらく経ったある日、国の住民が謎の病気で、次々と命を落としていきました。
メイズが生まれたばかりなのもあり、「メイズのせいだ」とずっと言われ続けていました。

メイズが物心ついた時には、外出を禁止され、さらにはバルコニーに出ることさえ禁止されていました。
メイズは理由を聞くことが無く、ずっと不思議に思っていました。

メイズには年の離れた兄がおり、暇があれば、兄と遊んでいました。

…3年程前。兄は何も言わずに出掛けてしまいます。置き手紙と短剣を置いて。

メイズは、毎日窓から外を見て、兄が帰ってこないか、ずっと見ていました。

ある日、メイズはいつものように窓から外を見ていました。すると、緑がだんだんと枯れてきている事に気づきました。
メイズの国の緑は、今まで1度も枯れたことがありませんでした。
メイズはかなり戸惑いました。

メイズがどうしようか悩んでいたある日、ラヴが立ち上げた団に気が付きます。
メイズはすぐに入ることを決めました。
父に事情を話すと、父は快諾してくれました。
メイズは、兄が置いていった短剣を持ち、外へと歩みだしました。
#PRPJ