しんスト_Dead by revenge_6 by Ika-no-shippo

#DBRs

〔第2章〕
数週間後、事態も落ち着いてきた夜…ヒビキは計画を実行した。

<計画> 侵入して情報を得る
  1.賭博相手の所持品
  2.「例の事件」に関しての情報

気狂に協力してもらい、見取図と道具を揃えてもらった。
そして、オペレーターには阿木戸を雇った。(現金)
夜とはいえ、人数はそれなりにいる…。
監視カメラと警備の目を欺く必要があった。
ヒビキと阿木戸は、様々な問題を解決しつつ「遺留品保管室」に向かった。

その道中、ヒビキは何かを感じた。
先程とは違う…尋常ではない雰囲気になっていることは理解した。
突然、電波が悪くなったのか回線が途切れてしまった。
すると近くにいた警官が突如襲いかかってきた。
「バレたのか!?」と慌てて対処するが…警官の様子が何か変だった。
理性を失った獣のように唸り“ブツブツと何かを唱えていた。
『死を…こいつらに復讐をっ…!!!』
(何者かに操られている!?)
ヒビキは、警官を押し倒し…その場を離れた。

離れた途端、回線が復旧した。
阿木戸から「何が起きているのか?」と尋ねられたが…ヒビキ本人も困惑していた。

だが、自分たちと同じ“能力者”であることは理解出できた。
(何者かが…“邪魔”をしているのは確かだ。何のために自分の邪魔をするのか…?)
阿木戸から「一旦、立て直すんですか?」と問われる。
ここまでリスクを冒してまで侵入した。
(今さら後に引くことはできない…!)
ヒビキ達は計画続行することにした。

一度、問題の場所まで戻ったヒビキ。
やはり…警官達の様子は変わっていなかった。
某映画ゾンビのように徘徊している…。
そこで、様々な方法を試した。
試した結果…“息を殺すこと”が有効だった。
慎重かつ素早く、ヒビキは廊下を駆け抜けた。

遺留品保管室に到着したヒビキは早速、遺留品を調べた。
<結果>
1.賭博相手の手帳には頻繁に会っていた人物がいた。(手帳に日時と人物のイニシャルが記載されていた。)

プロフィール
名前:XXXX(賭博男)
性別:男
年齢:34
仕事:無職
備考:未婚

ヒビキは次なる目的地「保管庫」に向かった。
一部だけかと思っていたが、警察署全体が乗っ取られていることに気付いた。
再び、息を殺しつつ目的地を目指した。
到着後、事前情報を基に30年前の事件について調べた。
調べた結果…やはり情報が一致していた。
読み進めていくと、とある1ページが破れていた。
不自然に破かれていたため、故意に行った行動だと判断できた。
その他の情報が無いか調べていると“ある事実”が発覚した。
『XXXX(情報屋)は三週間前に殺害されている』ことが判明した。
事前情報を得ていたため、判断することが可能だったが…驚きの事実だった。
画像には人間の力とは思えないほど、喉が潰れていた。
それ以外の情報は得られず…長時間ココ(警察署)に留まるのも危険なため、離脱した。
離脱する際に一瞬、子どものような姿が見えた気がした。

<今後の目的>
1.もう1つの鍵の行方
・3人中/2人から「鍵」が発見された。
父:広政も所持していた可能性が高い。

2.仰木さんの殺害目的
・仰木さんは、父の元側近でもあった人物。
生前「事件」に関係している…?

第1部 第2章_完

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painted on a Nintendo 3DS
10 Mar, 2019, 1:59 pm
00:38

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