??月??日 深夜
山の上にそびえる学園は、昼間の喧騒とは打って変わり、点々とともる明かりさえ、眠りの表情を見せていた…
トレバー「何なんだよ~?!俺らバカにしてんの~?!いくら何でもザルすぎじゃね?ここのセキュリティー。不審者が入りますよ~♪」
・・・・・・
『…ぅにぃ…』ベッドの毛布がモゾモゾうごき『…トイレ…』シーはフラフラ部屋を出た。『ねむぅぃ…』『めンたまぁのタイヨーしずんでくうぅ…』廊下を眠気と闘いながら歩く。
『♪どしてぇかなぁ~ガクエンのトイレはぁくさくなぁ~い~♪ふっしぎぃ~だなぁ~♪』ちいさなこえでひとりごとやらハナウタをうたう…今夜もいつもと変わらぬ静かな夜のはずだった…やつが来なければ…。
・・・・・・
ト「ふう~、俺としたことがウカツだったぜ…。敵の施設【トイレ】を利用することになるとは…」
ガチャリ…個室のドアの開く音が重なって…
シ「…」ト「!!」
シ「あれぇ?…すぇんぷぁいぃ…おやすみなすぁいぃぃ…」閉じかけた瞼で今にも寝落ちそうな顔…。
ト「…(何、コイツ?すっげぇトロそうな奴。この学園の奴がどんだけの実力を持ってんのかちょっと試しに来たのに超絶ハズレの下級生かよ~。この明るい色の肌に髪色…緊張感のカケラも無いのほほん顔…。こんな温室もやしエルフ共にジーク様の崇高なる目的を邪魔されてたまるかよ。消えてもらうぜ!悪く思うなよ?)」ナイフの切っ先がシーの首筋に迫る。
シ「あ~ぶぅな~いぃなぁ~」ト「!!(よけやがった!ただのまぐれさ。)」
シ「ヒトに刃物向けちゃいけないんだよぅ~?」
ト「ソコのねぼすけ温室もやしエルフ君、俺が誰だかわかってんの?」
シ「おんしつぅ?もやしぃ~えるふぅ??ぼくぅエルフじゃないよぅ?シー・クレットだよぅ。しらないせんぱいぃ~」
ト「敵に名乗んなよ!バカなの?この制服目に入んないの?」
シ「……」ト「ちょちょちょ、おまっ何すんの?!」シ「目ェ~はいんなぁいぃぃ~」
ト「アホか~!!この制服見て何か気づかないのか?!って訊いてんだよ(調子狂うなコイツ…)」
シ「わぁ~かっこいいぃ~\(^o^)/」
ト「そうか?///って違うだろ!!ダンケルハイトの名、聞いたことねえのか?まあいいや。大声出すなよ?騒いだらこのナイフでてめぇをキザむかんな。」
シ「キザむぅ…?」
ト「運が悪かったなぁ?大人しくミンチになれよ!!」シ「!!」
シーは混乱した。頭の中で言葉がぐるぐる回る…
キザむ?→ミンチ→ハンバーグ?→たべられる?→さわいじゃダメ→よなか→くらませんぱい→しかられる→おしおきフルコース→ダンケルハイト→ひとくい?→献立はシーのメンチカツ!
『チーン!!』
頭の中で音が鳴った刹那、「(い~や~だ~!!)」シーは全力ダッシュした…
ト「!!待ちやがれ―!!」シ「またないぃ~」
思わず口から出たとはいえ、不毛すぎる問答にトレバーは舌打ちした。
生まれてから18年、自分史上、最もバカバカしい追いかけっこが始まった。
(6.13編集完了)
さんぶさくになるハズだったサブイベント…にカイめでカエデちゃんまきこみ、ガクエンのみんなでドタバタ(ネタバレ)…が、重要キャラ、カエデちゃんのおやpokotaさんの活動停止でコーリューできなくなりました…。本来ならコレ、カゼヲの脳内封印すべきモノなのでせう…まよいなやんで初めのぶんだけ、投稿公開おゆるし…。
ダレカつづきコーリューしてくれたら新展開?(オイ)
#CMA #CMAkouryu #CMAmm
The Colors! Gallery moderators will look at it as soon as possible.
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