「違うよ、これはサボってたんじゃなくて休養っていうんだよ」
「うん、まぁね」
#schola
四人目

*過去
幼い頃に親が亡くなり、孤児院で暮らしていた。
孤児院は森の中にあったため、人が来ることはほぼなかった。
が、孤児院ごと事件に巻き込まれ、半分以上の人が亡くなってしまった。
年上は全員亡くなり、年下は2,3人ほど生き残った。
今まで年下の方だった昴は、今度は自分がお兄さんになる、と決意したため、自分と同じように事件に巻き込まれた年下には安心してもらおうと精一杯お兄さんをやろうとする。年上は孤児院の「お兄さん」や「お姉さん」を思い出してしまうため、あまり関わろうとしない。また優しくされたら悲しくなってしまうから。
年上の人をお姉さんお兄さんと呼ぶのはその名残。かもしれない。