超遅刻しましたすみません
#7sinner
母は娼婦で、ロヴィは商売中に孕んだ子。気まぐれで産んだものの鬱陶しがられている。
暴言.暴力は日常茶飯事。あまり見えるところに傷はつけないが、その日の機嫌によりである。赤いワンピースなのは、血が出ても周囲に気付かれないようにするため。黒のカーディガンは今もなお使っている。
***
いつものように部屋の隅に押しやられて母の商売の邪魔をしないように潜んでいた時、母がいる隣の部屋で大きな物音がした。母が商売相手の男に脅されていたのだ。暴力を受けてはいたが、ロヴィは母が好きだった。そのため、何事かと隣の部屋を覗いてしまった。すると、男と目が合う。男はにっこり笑って、部屋の壁を突き破ってロヴィに剣を向けた。恐怖で動けないロヴィをよそに、男は首を切ろうと剣を振る。
しかしその刃はロヴィに掠るだけで、赤い液体が溢れたのはロヴィを庇った母だった(この時ロヴィに付いた傷が、右頬にある傷)。相当深く傷が付いたため止めどなく血が流れる。最後まで嫌いだとロヴィを罵っていた母だったが、死に際に見たことの内容な優しい笑顔で「愛してる」と囁いた。
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その後ロヴィは男により殺されたが、殺される目前「愛されたい」、「母にもう一度逢いたい」、「生きたい」という『強欲』の願望が強かったため、大罪人として今の世界に居る。
考えててエグイ過去しか浮かばなかったんです……ごめんねロヴィちゃん
The Colors! Gallery moderators will look at it as soon as possible.
Comments
01 Jun, 2016, 10:04 pm
うつくしい…!